女性の健康の悩みで多いのが、便秘です。
２０代から４０代までの女性で、毎日１回はお通じがあるという方は２割ほどしかいないそうです。

女性はホルモンの関係で、男性に比べて便秘をしやすい身体になっているのですが、
それ以外にも腹筋が弱って便を押しだす力が無かったりします。
ダイエットのせいで食事量が少なかったり、栄養バランスが乱れたりするせいで
便秘になるということも多いようです。

特に食事というのは、便秘とは切っても切れない関係です。
その中でも便秘に有効だと言われている栄養素が、
野菜などに含まれる食物繊維と、ヨーグルトや納豆などに含まれる乳酸菌です。

食物繊維は、水を含みやすい性質を持っているために、
便のカサを増やし、柔らかくしてくれる作用があるとされています。

私達は、本来１日の食事の中で食物繊維を２５グラム摂取することが好ましいと言われているのですが、
実際には平均で１５グラム前後しか摂取できていないそうです。
ですから、意識して食物繊維を摂取しなければ便秘の改善には繋がらないということになります。

食物繊維というのは、２種類のタイプがあります。
１つ目は水溶性食物繊維と言って、水に溶けるタイプの食物繊維です。
海藻やりんご、いちどなどに含まれています。

２つ目は不溶性食物繊維と言って、水に溶けにくいタイプの食物繊維です。
ごぼう、セロリ、玄米、イモ類などに含まれています。

これらはどちらか片方を摂取しても効果が無く、
双方をバランスよく摂取することで、便秘に対して効果を発揮するとされています。
特に水溶性のものを意識して摂取すると効果が得られるそうです。

乳酸菌は、腸内にいる善玉菌のエサとなる成分で、摂取することで善玉菌が増えて
悪玉菌を減らしてくれる効果があり、整腸作用を期待することができます。
ヨーグルトや納豆だけでなく、キムチなどの発酵食品にも含まれています。

実は青汁の中には、この水溶性食物繊維と乳酸菌の両方が豊富に含まれている商品があるのです。
青汁によって、含まれる食物繊維の量や乳酸菌の量が異なります。
ですから、便秘の改善を期待するために青汁を摂取したいと思われている方は、
そちらの成分を特に注意して選んでみることをオススメします。